ヤガ科フサヤガ亜科
極めて個性的なヤガの一群。その文様や姿は東南アジアの文化遺産を想像させる。一般的に個体数は少ない。


コフサヤガ
Eutelia adulatricoides
この仲間の長、フサヤガと殆ど区別がつかない。
触角や後翅、大きさなどで選別できる。
成虫越冬。
2006.9.19 秩父市

ノコバフサヤガ
Anuga japonica
トーテムポールを思わせる不可思議な止まり方をする。
探索標高を上げて初めてであったが、いわゆる山地の
普通種のようである。成虫越冬。
2006.9.8 秩父市

ニッコウフサヤガ
Atacira grabczewskii
フサヤガの仲間では、最も見つけやすい種類かもしれない。
低山で時々見かけるが、自分はこの蛾を見ると、なぜか
ネパールの地霊神ラケーを思い出してしまう。
2005.6.4 小鹿野町

シロモンフサヤガ
Phalga clarirena
南方系フサヤガの一角。埼玉ではこれが初かもしれない。
最近、南方系蛾の北上が目立っている。成虫越冬。
2006.7.27 秩父市