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オナガサナエ | |
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| 大体トンボには黄色と黒で彩られている種類が多い。この二色は、標識では危険信号を表す色として使われる。実際トンボは肉食昆虫で気も荒いに違いない。しかし、人間にとっては全く無害であるばかりか、むしろ古来より益虫として扱われている。益虫なんて考え方も自然界においては、人間の独りよがりの産物でしかないのだが・・・。 | |
1993.9.11
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一方、オニヤンマをはじめとする大型トンボは、子供にとって脅威的存在であった。かみつかれると痛いという物理的恐怖を彼らは子供に与え続けてきた。僕がオニヤンマを初めて捕らえた時、その翅を破ってしまったのは、かみつかれるのが怖くてまともにさわれなかったからだ。母に採ってもらったヤブヤンマも、同様の理由で僕に翅をちぎられてしまった。 ミヤマサナエ、アオサナエと並び河川中流域を代表する中型のサナエ。六月から羽化し、盛夏に多い。 オナガサナエのメスには、時々、ヘンな所でお目にかかる。最近は、山の中の小さな池に飛来したメスを見かけた。週末の河原を占領した心無いキャンパー達を嫌って、山まで避暑に訪れたのかなとも思ったが、池岸の葉上に止まったまま、何時間も動こうとはしなかった。 オナガサナエ動画 |
