ダビドサナエ | ||
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春に現れる渓流性サナエの代表格。元々普通に見られる種類だが、近年の河川改修は上流域にも及んできて、その姿を見かける機会がだんだん少なくなってきた。 |
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捕虫網を持った姿が印象的だったのだろうか、帰りの山道でまた出会った時「だいぶ収穫があったようですね」と話しかけてきた。 その日採ったダビドのメスを珍しいヒメクロサナエと勘違いし、上機嫌で独り言を言いながら歩いていた僕は思わず赤面したが、すかさずその老人は「そういえば渓流で見かけるオレンジ色のはねのトンボは何というのですか?」と訊ねた。「えーと・・・それはミヤマカワトンボです。」と答えると、「これで私も一つ利口になりました。」と笑ってくれた。 |