ムスジイトトンボ

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♂はオオイトトンボによく似ているが、背中の青いスジの横に、僅かに細くて短いスジが入ること、目玉が涼しげな水色を呈することなどで区別可能である。♀は、セスジイトトンボに酷似しているが、セスジイトトンボが緑色系なのに対し、少し赤茶けた色を呈する。実際には交尾器や中胸部の形状などでの区別が必要になる。
　暖地、沿岸部に多いトンボのため、内陸よりの埼玉では、従来非常に稀な種類であった。ところが、鷲宮の公園にビオトープが出来、ある年から急に水面をクロモが覆うようになったところ、このムスジイトトンボがたくさん見られるようになったという事である。